抜けるような青空に笹竹の緑が映える火焚き斎場が御神殿正面に設営されて
全国神徒の皆様より届いた御神符お炊き上げによる諸災消除の禊祓神事を中心に
10月3日、無事秋季大祭が行われました。
緊急事態宣言が解除されても、まだまだ集会などの密集は解除されるものではないので、残念ながら教団の式典参加は自粛を続けなければなりません。
そんな中だからこそ、皆様のお参りが無くても、神様も、御先祖様も、そして教祖様も、月々のお祭りを楽しみにして下さっているはずと思い、
私共神職が全国神徒の皆様の祈りをお届けする気持ちで
いつもの式典を、心をこめて務めさせていただいています。
私達には、神界、霊界にましますミタマ様を目にする事は出来ないので
お祈りが届いているのか、いないのか分からず
誠に歯がゆいことながら
あちらからはこちらの様子が何もかもおわかりになるという事なので
ただただ現世の私達が、神様、御先祖様への思いを絶やしさえしなければミタマ様に必ず届のだくと信じるだけで良いのだと思います。
お祭りに参加できていた頃は、御神殿に足を運ぶだけでご加護を頂戴出来た思いを実感できていましたが
それが突然お参り出来なくなって、張り合いが無くなり、心の支えが途絶えたような寂しさを、皆様感じて来られたとおもうのです。
当たり前の事が当たり前でなくなった今
改めて今迄の信仰を見直して、神界、霊界のミタマ様への親密な思いを強くして行く努力の時を与えられたのだ、という思いでお過ごしいただけたらと思います。
家庭で祈る事が多くなったという人も沢山おありと思いますが、こんな時だからこそ、自分の祈る姿を子や孫に伝える良いチャンスだと思います。
日の神様とご縁の出来た時の話をなさるのも大切なこと、
これまで自分の裁量で神様にお願いし、助けて頂いて来た事なども話をされたなら
信仰心を育てる有意義な時間となるし、親として大切なお役目であろうと思います。