神戸市東灘区にある宗教法人 日の神教団(ひのかみきょうだん)
日の神教団(ひのかみきょうだん)
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6月教祖大祭

夏日が続くと思ったら、厳しい雨風に注意が必要とかいう予報が出される日もあったり、
何とも落ち着かない日々で、
13日も曇り空に時折パラリと雨もありましたが、
何とかテントを張ることもなく、参拝者のない教祖大祭が、
教祖殿の前で無事行われました。

例年教祖大祭は、普段より沢山の参拝がある事を見越して
本殿に祭壇を設け、教祖様にお移りいただいてのお祭をさせて頂くのですが
コロナ禍にあって皆様の参拝が頂けないお祀りなので
去年に引き続き、教祖殿の前でお祭りをさせて頂きました。

コロナが有ろうが無かろうが、自然は毎年変わらず四季の移ろいを伝えて居ますし
年々厳しさを増す自然災害も、時期が来ると当たり前のようにやって参ります。

この自然界のとらわれない姿を見習って、外出自粛が必要でも、ちょっと見方を変えると新しい発見に出会える事もありますので、
コロナ禍の不自由な生活でも、不足不足の思いで日々を送るのでは無く、
チョッと見方、考え方を変えて、不自由を楽しみに変えようというチャレンジもあって良いのではないかと思います。

コロナ禍でアルバイトも思う様に出来ないとか、雇用を打ち切られてしまい、日々の生活がままならないと悲鳴を上げている人が多いと聞くと
そんな人に笑顔で過ごせというのは酷な話に違いありませんが
暗い顔ばかりしていては、誰も声をかけては呉れないし、良い話も逃げて行くのではないでしょうか。

人は何処まで行っても、縁の持ち寄りですから
うまく歯車がかみ合うと、物事が順調に回りますが
チョットかみ合わないと、思いもよらず、悪い方にいってしまうものです。

いつもニコニコ笑顔で居る人には、好感をもって近づきたいと思いますが、
何が不足なのか、苦虫をかみつぶしたような人には、顔を背けて近寄らないようにするでしょう。

私達には、教祖様より教えて頂いた「神人一体明朗郷」というお題目があります。
辛い時、苦しい時、笑顔を作ってこのお題目を唱えてみて下さい。
きっと心が安らぎ、顔の表情も和らぐはずと信じます。