神戸市東灘区にある宗教法人 日の神教団(ひのかみきょうだん)
日の神教団(ひのかみきょうだん)
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10月 教祖祭

朝夕はすっかり秋めいてきましたが、
昼間はまだ外に出ただけで汗ばむような暑さが残っています。

そんな13日、教祖様の日なのに朝から蒸し暑く曇り空で、
予報でも「一日中曇り、ところによって雨」ということで、
斉行時刻間近になっても厚い雲に被われて、雨の心配を致しましたが、
雨が降ることもなく、教祖殿の前で、皆様を代表して感謝の御祭が出来ました。

私たちはいつも「神さまにお任せ」などと言う言い方をしますが、
お天気一つとってもお任せが出来ていない自分を思います。

教祖様が生前仰っておりましたが、「晴れて良し、降ってまた良し……」という
”お任せ”の極致、
全く肩の力を抜いた超自然体の姿を思い出します。

私たちは一寸先のことも解らず、何か一つ心配事が起こると、
まだ起こってもいないことを先々心配して、神経をすり減らすことになりますが、
どんなに考えても何も判らないのであれば、「人事を尽くして天命を待つ」
悪いことにならないように、
自分が出来ることを尽くして、後はお任せするしかありません。

何時も何処にいても「お任せ」が出来るようになれば心にゆとりが出来て
不思議なくらい、不平不満不安など思わなくなり、倖せを実感出来ます。

また、心にゆとりが出来ると、人のことを配慮出来るようになり
「他利に生きる」という最高の喜び、生き甲斐を見いだすことが出来るようになります。
この気持ちこそが、自分倖せ、回りも倖せの、教祖様の仰る地上天国実現の姿であると思います。

長きにわたるこのコロナ禍に対して今出来る大切なことは
不安におののくばかりでなく、縁の有る皆が互いに助け合い支え合って、
神霊界からの、見えなくとも絶大なる霊的ご加護を頂戴して、
コロナ禍という貴重な体験を、揺るがぬ信念を持って乗り越えさせて頂きたいと思います。